2011年12月20日火曜日

西海ブランドみかん 「味まる」


 今日は、ミカンについて美味しい情報を♪

でもまずは・・・今日の店内から(^O^)/


 岩手県産 サンマッシュ生シイタケ。。。200円。
肉厚で、とても菌床とは思えない味の濃さ♪相変わらず年間通して人気者です!!

 そして、隣のザル盛り・・・レンコンです。。。こちらも200円。。。
レンコンは寒さに強いので、このようにして特売の場合陳列します(*^_^*)
年末を意識した商材の一つです。。。普段なら、カット済みの真空パックや水煮もありだけど・・・年末くらいは!!生が良いんじゃないでしょうか!?当然味も違いますし♪


 こちらの新潟県産サトイモ。。。大盛り200円。コレも年末年始向け商材です。。。
私こだわりの新潟県産。。。調理後の粘り気、旨味。やっぱり他産地より新潟が美味しいです。。。



 こちらも、取り扱い初めて5年が経ちます。。。山形県産おばこ餅
もち米100%だからお値段は高いけど。。。やっぱり伸びも味も本物です。。。
私は実家が農家なので、違い解りますが・・・皆さんはいかがでしょうか。。。
小さい頃今時期、餅つきをしてつまみ食いした記憶があります(^_^;)もちの甘みと言うか、味が大好きで、混ぜ物の餅が未だに食べれません(+o+)


 長くなっちゃいましたが、今日の本題に・・・。

 皆様良く目にする、西海ブランドミカン「味まる」です。。。
まず! 長崎県産の西海ブランドには・・・

 糖度・栽培方法・選果基準・ワックスの有無により大きく6種類に分別されます。全て同一品種です。
なので、他産地と比べると購入する時に楽なんです(*^^)v
例えば・・・甘くて、それほど酸味を感じないミカンがほしい時には、糖度10.5度以上12度未満の「味まる」を買えばよいのです。。。楽でしょ!!
これまでにもお伝えしてきたとおり「甘いだけのミカン」=「味ボケ(味が薄い)」です。

 
私の独学ですが・・・下から
マルチ:一般的な「西海ミカン」糖度約10.5度程度まで。ただし名前の通りマルチシート栽培なので、木のどこになっていても味にバラツキがありません。

味まる:糖度10.5度~12度。程よい酸味がある為、「美味いっ」と言うみかん。自宅用から贈答用まで向いている、全国的に知名度の高いミカン。。。

味っ子:糖度12度以上。絶妙な「糖酸比」が素晴らしいと思います。私一番のおすすめ商品です。
とにかく2個目3個目が欲しくなる美味しさ。。。

畑ミカン:こちらは本来「畑詰め」として出荷する為のミカンですが、収穫最盛期に人手不足で選果機に通してしまったもの。若干のワックスが付いていますが、薄皮で柔らかい美味しさが楽しめます。

畑詰めミカン:糖度13度以上。名前の通り畑で箱詰めします。選果機を通さないから、ワックスが付いておらず、見た目は多少悪いですが、ミカン本来の美味しさです。サイズは大・中・小の3種類のみ♪何故なら選果機を通さないから、生産者の見立てです(>_<)本物は7.5kg箱だけです。。。

出島の華:西海ブランド最高峰の贈答用ミカンです。酸味がとにかく苦手と言うお客様向けの一品で、5kg箱・・・8000円~10000円見ていてください。。。手で皮がむけない位、薄皮です(>_<)

 このように同じ品種でも、種類があるわけで・・・さらに(^_^;)


今度は品種があります。。。
同じ「味まる」青秀等級Lサイズ10kgでも・・・左は「大津」右は「させぼ温州」なんです。。。
「大津」は晩生種で、表皮が少し厚くなります。「させぼ温州」は表皮が薄く中性種です。
以前にも書きましたが・・・極早生→早生→中性種→晩生種(大津)(木村)の順番で栽培出荷されています。
 ただ箱は全て一緒なので、一般的には表向き分りませんね(^_^;)
お客様から「この間の美味しかったけど今回のはイマイチ」とか聞く時がありますが、それが品種の違いなんです。。。
 私達は本職なので、見れば当然分りますが。。。商売なので、それを説明するお店とそうじゃないお店が当然あります。何故なら世の中、新製品は高く型落ちした中古品は安くなりますよね。。。一緒です。だから見た目一緒であれば尚更、品種切り替わり時に前の品種を安く買ってきて売れば、ここの店は安いとか言われるから嬉しくてやっちゃうんでしょうね(^_^;)
 同業者の方で多々いらっしゃいますね(^_^;)お客様はそこまでバカじゃないですよ♪
「お金<信用」のバランスを崩しちゃ絶対にダメです!!

 で、例年であれば「させぼ温州」の方が「大津」より美味しいんですが・・・今年の場合逆なんです!!
上の写真を拡大してみましょう・・・

分りますか!?見た目の違い。。。今日から「大津」入荷スタートしたので、どちらも今日入荷分です。

 「大津」の方が扁平が薄いんです。美味しい柑橘類の絶対条件!!
これは、一般生活者の方でもすぐに見分けられる大きな特徴です♪


 そして、「大津」晩生種だと言う見た目の特徴が上記写真。。。
表皮のツヤの違い解りますか!?
「ツヤが良いね」って思った方。。。秀等級と言うのも当然ありますが・・・これがワックスの力です!!いわば化粧ですから。ここに惑わされては問題外です(^_^;)
 「大津」はザラザラ感があります。「させぼ温州」は、表皮のきめこまくツルツルしてます。
表皮がザラザラしていれば分厚いと言う事になります。
本来であれば、「させぼ温州」の方が表皮・内袋が薄くて味が濃いはずなんですが、、、今年は「大津」の方がミカンらしい、甘みと酸味がシッカリと感じる事が出来ます。。。

 ミカンはさくま青果だ!!と言うお客様がいらっしゃいます(*^^)v
しかし、今年は「させぼ温州」を食べても首をかしげていまうんです。。。実際、天候に左右される生モノですから、去年美味しいから今年も美味しいと言うのは大きな間違いです。しかし、そこまでか!?と言う位、私自身納得できない部分がありました。
 今時期、「味まる」は店の販売ミカンの中で大黒柱的な圧倒的存在ですから尚更。。。その年のミカンの売り上げを大きく左右する位の信頼度合いがあります。
 今日、入荷して試食してやっと気が楽になりました。これならお客様にご満足いただけると思います。。。生産者には本当に感謝です(^O^)/・・・っつうかやっと来たか!!と言う感じですね(^_^;)

 当然ですが店頭では同じ価格で販売しているので、こんなどうでもいい様な事でも知っておくと、便利なんです。
だって同じ値段だったら少しでも美味しい方が嬉しいでしょ(*^_^*)

 当店は小さい個人店ですが、野菜ソムリエが常時店頭に立っていますのでお気軽にお声掛けください。。。本当に中身を知って、お客様が求める物を買っていただきたいので、効率は悪いですが「相対販売」しております。
 是非ミカンは!!「信用>お金」のさくま青果へ・・・(^_^;)

・・・今日は意外と専門店らしい内容になったような気がします(^O^)/








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